もがきながら、日々を過ごす私たちへ。
『絶対泣かない』
- 仕事がしんどい日に
- つかれた日に
もがいて苦しんで踏ん張ってる、いろいろな職業の女性たちの短編集。何よりも好きなところで、そして何よりも心を楽にしてくれたのは、彼女たちが「ただただがむしゃらにがんばる」という人達ではないところです。
ちゃんと苦しんで、悩んで、もがいてる。必ずしも仕事がいちばんではなくてもいいし、好きじゃなくてもいい。そんなことを教えてくれる物語です。
当時の私はただ苦しくて。辞めたいと言いながらもまだがんばりたい気持ちもどこかにあって。そんな気持ちをまるごと包んでくれるような物語でした。
文庫版のあとがきの、山本文緒さんの言葉がだいっっっすきで。心のケアをしてもらえる感じでした。
毛布をかけてくれるような優しい物語ではありません。でも、1粒のチョコレートを差し出してもらえるような。そんな物語です。